この記事はこんな方向け
- ドメインやサーバーって何?
- どこのレンタルサーバーがいいの?
- 実務ではどうゆう風に使うの?
ドメインとサーバーはWEBデザイナーにとっては避けられない知識になります。
そもそもサーバーがなければデータを置くことができないですし、ドメインがなければデータの場所を特定できません。
実例によりドメインを移管するパターンや新規で作るパターンなど様々です。
ここでは実務でどのように使用するかを実例とともに解説しています。
目次
僕はデザイナーだから関係関係ないよ!その知識は必要になるの?
1.サーバーについて解説!!
まずはサーバーについて解説します!WEB制作をするうえでWEBサイトのデータ(情報)を保管している場所になります。
実務ではまず制作を始める前にどこのサーバーを使用するのかをクライアントと打合せします。
1-1.サーバーってそもそも何?
サーバーとは、ネットワーク上のコンピュータで他から要求や指示を受け、情報や処理結果を返す役割を持つコンピュータやソフトウェアのことです。
簡単に言えば情報が入っている箱で支持をすれば情報を返してくれるものです!
サーバーにも種類があり
- DNSサーバー(ドメイン名とIPアドレスを変換する仕組みをもちます。)
- メールサーバー(メールの送受信の役割を担います。)
- ウェブサーバー(ブラウザからの要求に対しページデータを返します。)
- ファイルサーバー(ファイルの保管・共有ができる仕組みやシステムです。)
などがWEB制作にかかわってくるものになります。
1-2. 実例をもとに使用する場面を解説!!
- DNSサーバー(実例)
- メールサーバー(実例)
- ウェブサーバー(実例)
DNSサーバー
サイトをリニューアルしたいけど、サーバーが古すぎてWordpressが導入できない場面がありました。
新しくサーバーを借りドメインを移管したのですがこのままだとドメインはまだ前回のサーバーの情報を返してしまうので「DNSの切り替え」という作業が発生します。
「今まではAサーバーの情報を返してたけど次からはBサーバーの情報を返してね!」という指示をする際にDNSサーバーの知識が必要になります。
メールサーバー
こちらに関してもサイトリニューアルの際に新しいサーバーに移したい!とのことでサーバーを変えたのですが、
ドメインに紐づいてメールを使用していたのでドメインを移管する際にメールサーバー情報が変わります。なので
「これまではAサーバーからメール情報を受け取っていたけどこれからはBサーバーから情報を受け取ってね!」という指示が必要になります。
ウェブサーバー
実際にWEBを制作する際には絶対に必要になるサーバーです。基本的にはレンタルサーバーを借りてそこにWEBサイトの情報を置くことが多いです。
「ドメイン数」WordPressで制作するなら「MySQL」「Litespeed」があるかなどを比べて制作するサイトに合わせたレンタルサーバーを借ります。
1-3.WEBデザイナーとして知っておかなければならない知識
結局何を知らなければならないかがわからない!
- メール設定の確認
- 作成するWEBサイトのウェブサーバー情報
- DNSの設定(ドメインを移管する場合)
メールの設定
まずは企業様がクライアントの場合現在使用しているメールがどのドメインで管理されているかを確認する必要があります。
もしDNSの切り替えなどが発生する場合はメールの設定も変更しなければメールが届かなくなります。
メールサーバーが変わるのでこれまでのメールもimapじゃないかぎりなくなってしまうのでメールを一時的に保存してメールソフトの設定を変更する必要があります。
もちろん新規で事業立ち上げの場合は必要なメールアドレスの作成も必要になります。
簡単に言えば今のメールは何を使っていて、サイトを作るときに影響するのかどうかを確認しましょう!
DNS切り替えとは、ドメインに紐づけられているサーバーの情報を書き換えることです。
作成するWEBサイトのウェブサーバー情報
WEBサイトを作成する際にはどこのウェブサーバーに置くかを決めなければなりません。有名どころで行くとさくらサーバーやロリポップサーバーなどがあります。
今から作成しようとするWEBサイトの性質を読み取りレンタルサーバーを選びましょう。プランも様々あるので作成するサイトにあったものを選択しましょう。
個人的によく使うのはロリポップのハイスピードプランです。
私は基本的にはWordpressで制作することが多いので「Wordpressが置ける環境かどうか」と「Litespeedがあるかどうか」、「容量」などで見ることが多いです。
DNSの設定(ドメインを移管する場合)
ドメインとサーバーが現在どのように紐づいているのかを確認します。
WEBサイトを置くサーバーが現状通りでいいならファイルサーバーのサイトの読み取りの階層を切り替えるだけでいいのですが、ウェブサーバーを移管する必要(Wordpressが置けないなど)の場合はDNSを切り替えなければいけません。
DNSの切り替え方法は各種サービスによって変わるので割愛しますが、まずする必要があるのかどうかを判断しましょう。
DNSが正常に切り替わっているかどうかはDNSチェッカーと呼ばれるもので確認できます。
2-1.ドメインについて徹底解説!
ドメインってそもそも何?
サイトを作成する際にURLの一部となるドメインというものが必要になります。簡単に言えばネット上の住所のようなものになります。
どうゆう風にドメインを決めたらいいのかなどWEBデザイナーとして知っておかなければならないドメイン知識を紹介します!
2-1.ドメインってそもそも何?
ドメインとは「インターネット上の住所」のことで、Webサイトがどこにあるかを判別する情報として利用します。
本来はIPアドレスで場所(住所)がわかるのですが、数字の羅列になるので、それをよりわかりやすくしたものがドメインになります。
メールアドレスやホームページのアドレスのドメインだけ見れば、どの企業なのかなどが、おおよそ分かるようになります。
ちなみにこのサイトのドメインは「aniward-key.com」になります。
2-2.ドメインを設定する際に必要な知識
- ドメインとサーバーの関係
- ドメインの更新
- WHOIS(ドメインの所有者情報)
- レジストリとレジストラ
ドメインとサーバーの関係
ドメインはよく住所と例えられてサーバーは家と例えられることが多いです。
データを保管するのがサーバーです、ではそのサーバーをネット上に置ければサイトを見てくれるというわけではありません。
そのデータがどこにあるのかを判別するための住所が必要になります。
その住所に当たる部分がドメインと呼ばれるものになります。
ドメインの更新
ドメインは取得/維持するのにも料金がかかります。サブスクのように一年間といった有効期限が決められて借りる形になるのですが、有効期限の前に更新をしておかないとドメインが使用できなくなります。
ドメインが使用できなくなるとサイトを表示できなくなったりメールが受信できなくなったりとかなりのデメリットがあるので、忘れずに更新することをしましょう。
更新自体は簡単なので各種サービスのやり方を見ながら更新してください。
WHOIS(ドメインの所有者情報)
インターネット上で使用されているドメインには、登録者が決まっています。
この情報はすべて、ドメイン管理組織であるレジストラやレジストリという組織に登録されています。
WHOISを使用するとその登録者情報を閲覧することができます。
役所の住民台帳みたいなものだと勝手に思っています(笑)
WHOIS自体は下記サイトなどから簡単に調べることができるので一度調べてみてください。
レジストリとレジストラ
レジストリとは、ドメインの情報が保管されているデータベースの維持٠管理を行う組織であり、「.com」「.jp」といったトップレベルドメインの名前ごとに存在しています。
また、レジストラは、ユーザーからの取得申請を受けた際に、指定のドメインをレジストリのデータベースへ登録を行う組織でもあります。
レジストラは、ドメイン取得時に重要な役割を果たす組織であるため、その概要を知っておきましょう。
3.おすすめのレンタルサーバー
レンタルサーバー会社は多くあるので迷うことがあります。
ここでは私が実務でもよく使っているレンタルサーバー会社を紹介します!
3-1.ロリポップ
一つ目のおすすめはロリポップサーバーです!価格が安いのが特徴でWordPressのlitespeedを使う際に使用することが多いです。
ドメイン業者とは別なので、そのあたりの設定が他と比べすこし難しいかもしれませんが慣れてしまえば一番コスパの良い会社です。
個人ブログやページ数の少ないサイトだと処理の重い工程がないので、多少表示速度のことは置いておいても問題ないです。なのでロリポップはサイト規模の小さいものに関して言えば性能価格ともにおすすめです!
3-2.Conoha WING
表示速度が速く初心者の方に向けてのフォローが手厚いので初めての方にはおすすめです!
WordPressの設定も簡単でテーマがConohaなら割引価格で購入することができます。
個人ブログを始めたい、でもいろんな設定が難しいと悩んでいる方にはおすすめです。WordPressのテーマがデフォルトで入っている設定にもできますので、デザインなど専門知識がなくても簡単にWordpressを導入できます。
3-3.Xserver
レンタルサーバーの中でも古くから有名な「エックスサーバー」価格やサーバーのスペック、インターフェースの扱いやすさなど他社と比べて一番平均的な会社です。
ドメイン/サーバーの知識がないけれど、借りなければいけなくなった!なんて方にはおすすめです。
なにせとりあえずここを借りておけば
他レンタルサーバー会社できて、エックスサーバーでできないことはほぼほぼないからです。